ウルトラセブン 第11話 魔の山へ飛べ

魔の山へ飛べ
魔の山へ飛べ

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ストーリー

岩見山で、若者の変死が相次いで起こった。彼らの遺体には全く外傷がなく、毒物も検出されなかった。

そして、調査に赴いたダンも犠牲になってしまう。老衰による滅亡の危機に瀕し、若い生命を必要としていたワイルド星人が、特殊なカメラによって若者たちやダンの生命を吸い取っていたのだ。

アマギの必死の研究の成果で、ダンは復活。ウルトラセブンに変身し、魔の山へと飛んだ。

ウルトラ警備隊によってワイルド星人は倒され、ウルトラセブンによって、ワイルド星人の使い魔=宇宙竜ナースもウルトラセブンによって撃破された。

ウルトラセブン 第11話『魔の山へ飛べ』の謎

ダンの死を内密にする!?

魔の山へ飛べ』でダンの死亡確認後、キリヤマは

「今、彼の死を隊員たちに知られたら、みんなの士気に影響する このことは今度の事件が解決するまで内密にしておく」

と言っています。

しかし、ウルトラ警備隊の隊員たちにはダンの死は既に知られています。クール星人との戦い以来、一緒に戦ってきたウルトラ警備隊の隊員はともかくとして、それ以外の一般隊員が、ダンの死を知って、士気に影響するほどのショックを受けたとも思えないのですが……。

それでも、ダンの死を内密にするというキリヤマの判断は的を射たものだったのでしょうか?

ナースは生物なの? ロボットなの?

『魔の山へ飛べ』に登場する宇宙竜ナースは、ロボットのようでもあり、生物のようでもあります。

ワイルド星人が円盤(宇宙船)として使用していたらしいという事から考えると、ロボットのようにも思えますが……『ウルトラセブン』に登場したキングジョー、ユートム、クレージーゴンといったロボットらしいロボットたちと比べると、あまりにも生物っぽくもあります。

はたして、ナースはロボットだったのでしょうか? 生物だったのでしょうか?

ウルトラセブン 第11話『魔の山へ飛べ』の謎への推察

アンヌにダンの死を隠そうとした!?

実は、この回にはアンヌが登場しません。ダンとアンヌが親密になりつつある事に気づいていたキリヤマは、もしかしたらアンヌにダンの死を隠しておこうとしたのでしょうか?

もちろん、いつまでも隠し通せることではありませんけれどもね。

それとも、キリヤマは、自分たち選ばれた(エリートである)ウルトラ警備隊員が死ぬような事があっては、地球防衛軍の一般隊員たちの士気が下がってしまうと本気で思っていたのでしょうか。

EVOLUTION5部作にナースに酷似した円盤竜が登場

2002年に制作された『ウルトラセブンEVOLUTION5部作』には外見が『魔の山へ飛べ』のナースに酷似した円盤竜が登場します。

この円盤竜は、傍観者として地球とそこに住む人類を観察する「恒点観測員」として地球を訪れている知的な生命体でした。

この円盤竜に酷似した外見を持っていたナースは、やはり生物であった可能性が高いように思われます。

ただ、純粋な生物にしてはあまりにもロボット的でしたので、生物に機械的な強化を施したサイボーグだった可能性が高いかもしれませんね。

続けて 各話研究 第12話(欠番)『遊星より愛をこめて』のページをご覧ください

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