第8話 狙われた街

狙われた街
狙われた街

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ストーリー

日本民間航空きっての名パイロットだったアンヌの叔父が操縦する旅客機が墜落事故を起こした。

列車衝突事故、タンカー爆破、ライフル魔、そして、旅客機墜落事故と北川町の住人が中心となる事故・事件が続発。

フルハシとソガが基地の作戦室で突然暴れだした時に吸っていたタバコを調べたことによって、事故・事件の原因が北川町で販売されたタバコにある事が判明。

問題のタバコが買われた販売機にタバコを補充しにきた男を追ったダンは、アパートの一室でメトロン星人と対峙する。

メトロン星人は、ダン=ウルトラセブンを円盤に乗せ、宇宙に追放しようとするが、ダンはセブンに変身。

ウルトラセブンによって巨大化したメトロン星人は倒され、円盤もウルトラホーク1号に撃墜され、メトロン星人の地球侵略計画は失敗に終わった。

ウルトラセブン 第8話『狙われた街』の謎

ポインターの私的利用 

狙われた街』でアンヌの叔父が操縦する旅客機の墜落事故が起きた際にアンヌは、ポインターで甥ヒロシを迎えに行っていました。しかも、その時、ポインターを運転していたのは、ダンです。

ウルトラ警備隊の隊員がポインターを私用で使い、さらに運転は別の隊員にさせていたという事になりますね。

もっとすぐに危険なタバコが売られている場所を探り出せたのでは!?

事件・事故の原因が赤い結晶体を仕込まれたタバコにあると判明した際に、タバコを買った場所を聞き出そうとして、いくら起こそうとしても、フルハシとソガが眠り続けていたためにダンは、アンヌとともに亡き叔父の家を訪ねています。

アンヌの甥ヒロシが、父親がタバコを買った場所を憶えていたために結果として、危険なタバコが販売された場所を探り出す事には成功しました。

しかし、この時、拘留中だったはずのライフル魔となってしまった男のところを訪ねた方が、早く、しかも確実に危険なタバコが販売されている場所を探り出す事ができたはずだと思います。

ウルトラセブン 第8話『狙われた街』の謎への推察

擁護のしようがないポインターの私的利用

ポインターの私的な利用について、あれは私的な利用などではなく、実はダンもアンヌも立派に任務を遂行していたと考えることができる解釈の仕方はないかと色々と考えてみたのですが……そんな解釈はやはりできませんね。

申し訳ありません。この件に関しては考察のしようがありません。どんな理屈をつけてもアンヌとダンの行動を擁護はできないです。

ダンはアンヌとヒロシの心のケアを考えていたのかも…!?

タバコの中に危険な赤い結晶体を仕込んだ者は、ヒロシにとっては父親の、そして、アンヌにとっては叔父の仇敵です。

ダンが、アンヌとともにアンヌの亡き叔父の家を訪れるようにしたのは、事件解決の糸口をヒロシかその母親(未亡人)から得られ、そして、事件を解決できれば、アンヌ、ヒロシ、未亡人の心のケアになると考えたためだったのかもしれません。

それとも、拘留中のライフル魔のところへ一度訪れていたダンですが……タバコの購入場所を探り出そうとしていた時には、なぜか彼の存在を思い出さなかったという、それだけの事だったのでしょうか。

続けて 各話研究 第9話 『アンドロイド0指令』のページをご覧ください

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