ダン=セブンが陥った絶体絶命の危機

ウルトラモンスターCaricature Seven暗殺計画separatelyフィギュアBandaiバンダイ
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何度も絶体絶命の危機に陥っていたダン=ウルトラセブン

モロボシ・ダン=ウルトラセブンは何度も危機に陥っています。具体的に挙げていってみますと

●四次元空間から脱出できなくなる(第10話『怪しい隣人』)

●生命カメラで肉体から生命を抜き取られてしまう(第11話『魔の山へ飛べ』)

●ユートムに捕らえられ、処刑されかける(第17話『地底GO!GO!GO!』)

●プレート弾を身体に付けられる(第27話 『サイボーグ作戦』)

●人体の中で意識を失いかける(第31話『悪魔の住む花』)

●ダンカンに完全にコントロールされた状態となる(第34話『蒸発都市』)

●零下180度の月の夜のために激しくエネルギーを消耗する(第35話『月世界の戦慄』)

ウルトラアイを盗まれ、変身不能となる(恒星間弾道弾が地球に打ち込まれれば、そのまま地球と運命をともにすることになっていた)(第37話『盗まれたウルトラ・アイ』)

●ガッツ星人に敗北し、磔にされ、処刑されることになる(第38話・第39話『セブン暗殺計画 前篇・後編』)

●サロメ星人に拘束され、身動きができない状態で海底工場もろとも爆破されそうになる(第46話『ダン対セブンの決闘』)

といったろころになります。

ダン(セブン)が自分の力だけでは脱することができなかった危機

これらは、全て命の危険に直結するまさに「絶体絶命の危機」だと言えます。

侵略者たちの魔の手から、ダン(セブン)がまさに命を懸けて地球を守ってくれていたことがよくわかりますね。

これらの危機の中でダン(セブン)が自力だけではどうすることもできず、仲間の協力を得ることによって、ようやく危機を脱出できたのが、『魔の山へ飛べ』で肉体と生命を分離されてしまった時と『セブン暗殺計画 前篇・後編』でガッツ星人に磔にされた時です。

分離された肉体と生命を元に戻してくれたアマギの努力やダイモード鉱石から作り出したマグネリウムエネルギーを与えてくれたウルトラ警備隊の尽力がなければ、ダン(セブン)は間違いなく死んでいたでしょう。

ダンが、最終回『史上最大の侵略 後編』で「待って ダン 行かないで」というアンヌの制止を振り切り、自らの命の危険も顧みずにウルトラセブンに変身し、アマギを救いに行ったのは、アマギが生命カメラで分離された肉体と生命を元に戻してくれた命の恩人だったからだと思っている人もたくさんいるようですね。

確かにそう考えるとドラマ性はありますが……まあ、私は、あの時にピンチだったのがアマギではなくフルハシかソガだったとしても必ずダンはセブンに変身して救いに行ったはずだと確信しています。

ただ、アマギ救出に向かう時、セブンの脳裏にアマギのおかげで命拾いをした時のことが浮かんでいたのではないかとは思いますが。

運に味方され、危機を脱することが出来た(?)月世界での戦い

運に味方されなければ、危機を脱することができなかったかもしれないのが、『月世界の戦慄』で零下180度の月の夜のためにエネルギーが切れかかった時ですね。

あの時、もしも、隕石の落下による爆発が起こり、その爆発からエネルギーを得ることができなっかたら、ウルトラセブンは危機を脱することができなかったのではないでしょうか。

もっとも、隕石が落ち、爆発したのは、『ウルトラセブン各話研究 第35話 月世界の戦慄』のページに書かせていただいたように運が好かったからなどではないかもしれませんが。

マヤの行動次第で地球は滅び、ダンも死んでいた!?

『盗まれたウルトラ・アイ』でダンがウルトラアイを盗まれ変身不能となっている間に地球に恒星間弾道弾が迫っていた時、もしも自分の星に裏切られ、捨て駒にされた事を知ったマゼラン星人マヤが、ダンをセブンに変身させなかったら……地球は滅亡し、ダンも地球と運命をともにしていたはずですね。

ですから、『盗まれたウルトラ・アイ』のケースは、危機に陥ったダンが、自力でもウルトラ警備隊のサポートによってでも運に恵まれてでもなく、敵の心変わりによって危機を脱した唯一のケースと言っていいかもしれません。

もしもマヤがゴドラ星人のように最初から自らを犠牲にする覚悟を持って地球にやって来ていたとしたら、ダンがセブンに変身し恒星間弾道弾の軌道を変えることはなく地球は滅んでいたのでしょう。

【2017年11月15日】

続けて モロボシ・ダン7 『ウルトラ戦士に変身する者=新隊員はダンから始まった』のページをご覧ください

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