第6話 ダーク・ゾーン

ダーク・ゾーン
ダーク・ゾーン

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ストーリー

地球防衛軍 極東基地内のアンヌの部屋に怪しい黒い影=ダーク・ゾーンが現れた。その影の中には、遠い都市から来て事故を起こし、怪我を負った宇宙人が潜んでいて、しばらくの滞在を許してくれるよう願っていた。宇宙人は、ダンとアンヌとたちまち友好的な関係となった。

同じ頃、宇宙空間都市ペガッサから地球に通信が入り、運行装置の修理に時間を要するため、地球の軌道を変更してほしいという要望を伝えてきた。ペガッサ市の住人は、地球人が地球の軌道をコントロールできるものと思い込んでいたのだ。

軌道変更は不可能なため、地球防衛軍は宇宙空間都市ペガッサの破壊を決定し、ウルトラ警備隊の隊員たちは、ペガッサ市の住人たちを地球へ避難させようとするが、ペガッサの住人たちは反応を示さなかった。

やむを得ず、宇宙空間都市ペガッサ市の破壊は実行され、そこに住んでいた住人たちは都市と運命をともにした。

アンヌの部屋に潜んでいた宇宙人は、実はペガッサ市からやって来た工作員で、軌道変更がなされない場合、地球を破壊する使命を帯び、地球へやって来ていたのだった。彼によって地球に爆弾が撃ち込まれるが、ウルトラセブンによって爆弾は宇宙空間に運ばれ、地球は救われた。

ペガッサ市の生き残りとなった宇宙人は、今もどこかの暗闇の中に潜んでいるのかもしれない。

ウルトラセブン 第6話『ダーク・ゾーン』の謎

工作員は地球防衛軍基地内に潜む必要があったのか?

ペガッサの工作員は、なぜ潜伏場所をよりによって地球防衛軍の極東基地の中などにしたのでしょうか?

地球防衛軍の基地内というのは、宇宙からやって来た工作員の潜伏場所として、これほど適していない場所はなかなかあるものではないと思うのですが…。

日本語を研究している時間があったら…

ペガッサ市の住人たちは

①地球人が地球の軌道をコントロールできない事

②地球人がペガッサ市を破壊可能な兵器を有している事

を知らなかったようです。

完璧な日本語を操れるくらいに地球の言語を研究している時間があったら、①や②くらいすぐに調べられ、そうしていたら、あのような悲劇的な最後を迎えずにすんだのではないでしょうか。

もっとも、その場合、地球が滅んでいたかもしれませんが。

ウルトラセブン 第6話『ダーク・ゾーン』の謎への推察

地球防衛軍の対応を探るためか!?

工作員が潜入場所を基地内にしたのは、ペガッサ市からの要請を聞いた地球防衛軍がどのような対応をとるかを探るためだったのかもしれないですね。

もしも、最初からペガッサの工作員がそのつもりだったら、地球を破壊する事は簡単にできていたはずです。

工作員がよりにもよってアンヌの部屋に潜伏し、ダンと知り合っていたからこそ地球は救われたわけですが……そう考えると、工作員が気の毒に思えてきます。

言語の解析・翻訳は即座にできたのかも…

ペガッサ市の住人には、地球の言語を研究するのに要した時間など全くなかったのかもしれません。

彼らの高度なテクノロジーが、どんな言語でも即座に解析・翻訳してしまうようなシステムを完成させていたとすれば、それは十分に考えられることです。

続けて各話研究 第7話 『宇宙囚人303』のページをご覧ください

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