アマギのソガに対する態度

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ソガはアマギの1歳年上で隊歴的にも1年先輩

第1話『姿なき挑戦者』で、ソガアマギ

「ソガ隊員 年齢25歳 隊歴3年 九州出身」

「アマギ隊員 年齢24歳 隊歴2年 名古屋出身 名プランナー」

とそれぞれ紹介されていました。

したがって、ソガはアマギよりも1歳年上で隊歴的にも1年先輩ということになりますね。

しかし、とてもそうとは思えないような態度をアマギがソガに対してとっていたことが何回かあるのです。

上から目線でソガを励ますアマギ

第36話『必殺の0.1秒』で地球防衛軍の部隊対抗射撃大会にウルトラ警備隊を代表して出場していたソガは、それまで好調に高得点をマークしていましたが、決勝で信じられないようなミスをして優勝を逃します。

その後、「なぜミスったか自分でもわからないんだ」と言うソガのことをアマギは慰めているのですが……問題は、その言葉です。

「まあ勝負は水物だ 来年を目指せばいいさ」

とアマギの言葉は完全に上から目線のもので、とても自分より年上の先輩に対するものとは思えないものだったのです。

ソガに対して「お前みたいなウスノロ」と言っていたアマギ

第37話『盗まれたウルトラアイ』はポインターでパトロール中のフルハシ、アマギと基地にいるソガの通信による以下のようなやりとりから始まります。


アマギ:「何をボヤボヤしてるんだ 落下地点くらい確認できないのか」

ソガ:「防衛基地のレーダーには何千という怪事件がキャッチされてるんですよ」

アマギ:「だからコンピューターがあるんだろ お前みたいなウスノロがよくもウルトラ警備隊員になれたもんだ」

フルハシ:「おいアマギ いい加減にしろ 我々は警察からの連絡を頼りに捜そう」

ソガ:「そうしていただきたいですね ウスノロの僕じゃその未確認飛行物体とやらは…」

アマギ:「うるさい」

※ここでアマギがソガとの通信を切る

アマギ「やつと話していると頭にくる」


アマギが完全にソガのことを無能扱いしているのも非常に気になりますが、ソガの方が妙に卑屈なのも同じくらい気になります。

占星術を気にするソガを笑い者にしていたアマギ

第43話『第四惑星の悪夢』で長距離用宇宙ロケット=スコーピオン号のテストパイロットにダンとともに選ばれたソガは、占星術を気にして不安そうなことを言っているとフルハシに

「バカ スコーピオン号は科学の粋を凝らして造られた宇宙ロケットなんだ お前の星占いとは関係ないよ」

と言われてしまいますが……この時、アマギは

「頼りねえテストパイロット」

と言って爆笑しているのです。

『ウルトラセブン』をつくった男たちがソガとアマギの立場は対等と認識していたためか!?

以上のようにアマギは、ソガに対してアマギの方が1歳年下で隊歴的にも1年後輩であるとは思えないような態度をとっていたわけですが……おそらく、これは脚本家や監督たちがソガとアマギの立場は対等と認識していたためなのではないかと思います。

脚本家や監督などの「『ウルトラセブン』をつくった男たち」が、ソガはアマギより年上で先輩という意識を持っていたら、アマギがソガに対して上記のような態度をとることはなかったでしょうからね。

しかし……それだけで考察を終わらせてしまったのでは全く面白くありませんので、アマギがソガに対して上記のような態度をとった理由を制作者云々は関係なく『ウルトラセブン』の作品世界の中だけで考えてみましょう。

アマギが先輩で年上のソガに対して失礼な態度をとった理由

アマギの内面に迫る!!

アマギがソガに対して、先輩・年上に対するものとは思えないような態度をとった理由としては、以下のようなことが考えられるのではないでしょうか。

●1歳・1年の違いは微妙

アマギは上司であるキリヤマや5歳年上で5年先輩のフルハシに対しては、ソガに対してとったような失礼な態度はとっていません。

しかし、1歳・1年という 違いは微妙なものなので、ついついソガに対しては失礼な態度をとってしまったのかもしれませんね。

●キッチリしているアマギは飄々としているソガが苦手

アマギはウルトラ警備隊きっての頭脳派であるだけに何でもキッチリしているのが好きな几帳面な性格なのだと思います。

第4話『マックス号応答せよ』で新造原子力船マックス号を見て妙にテンションを上げていたダンのことをアマギは

「ダン 遊覧船じゃないぞ」

と厳しい表情で窘めていましたが、ソガは、その間ずっとニコニコと温和な表情をしていました。

このへんのところに「常にキッチリと任務に取り組むアマギ」と「常に自然体で任務に取り組むソガ」の違いが垣間見えますね。

いつも飄々としているソガのことをアマギは苦手としている部分があり、それが、失礼な態度に繋がってしまったとも考えられます。

最後までアマギ救出にこだわったのはソガ!!

アマギがソガに対して何回も失礼な態度をとったことは事実ですが、いつも飄々としているソガは全くそんなことを気になどしていなかただろうと思います。

その何よりの証拠となるのは、第49話(最終回)『史上最大の侵略 後編』でゴーズ星人に捕らわれたアマギの救出に最後までこだわったのがソガだったということです。

地球防衛軍は、ゴース星人の基地に時限爆弾を積んで自動操縦にしたマグマライザーを送り込むことにしましたが……そこにはアマギが囚われているのです。このアマギの大ピンチの時のソガとクラタのやりとりは以下のようなものでした。


ソガ:「待ってください 敵の基地にはアマギが捕まっているんです ヤツはどうするんですか?」

クラタ:「何を言うんだ この際、人間一人の命にかまっている場合じゃない」

ソガ:「私が助けに行きます」

クラタ:「バカ お前がのこのこ入って行ったら元も子もなくなるんだ」

ソガ:「しかし…」

クラタ:「諦めるんだ 君がアマギを思う気持ちはよくわかる だが彼だってウルトラ警備隊だ 自分の命よりも人類全てのことを大事に思うだろ」


もしも、アマギが、ソガのこの時の言動を知ったら、以後、二度とソガに対して失礼な態度をとらなくなったのではないでしょうか(笑)


※このようなことを書いてしまいましたが、私は知的でナイーブなアマギ隊員が大好きですし、アマギ隊員のキャラクターが『ウルトラセブン』の都会的でアダルトな作品カラー形成に大きく貢献していたと思ってもいます。

けっして、この記事がアマギ隊員に対する悪意に基いて書かれたものではないことをご理解ください。

続けて 地球防衛軍とウルトラ警備隊4 『地球防衛軍からウルトラ勲章を贈られたはずの人たち』のページをご覧ください

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