地球人は好戦的な種族なのか?

ウルトラセブン放送開始50年 特別企画 ウルトラセブン サウンドライブラリー
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『ウルトラセブン』の世界の地球人は好戦的な種族!?

もしかしたら『ウルトラセブン』の世界の地球人はかなり好戦的な種族なのではないでしょうか?

『ウルトラセブン』の世界では地球は絶えず侵略者に狙われていて、そのために地球防衛軍は常に侵略者との戦いを余儀なくされているわけですが……もちろん、だからといって「常に戦い続けている地球人は好戦的だ」などと言うわけではありません。

地球防衛軍が戦い続けていなければ、地球はたちまち侵略者の手に落ちてしまっていたでしょうからね。

ですから、私が地球人はもしかしたら好戦的な種族なのではないかと考えるようになったのは、地球防衛軍がいつも戦い続けているからなどではなく、以下のような理由からです。

地球人は兵器を開発する能力が突出して高い

『マゼラン星が地球に恒星間弾道弾を打ち込む事にした理由は?』のページにも書かせていただきましたが、全体的な科学の発達ぶりのわりには地球人の持つ兵器のレベルは高いようです。

だからこそ、ペガッサの工作員は未熟な科学力しか持たない地球人がペガッサ市を破壊した事を信じられずにいたわけですし、恒星間飛行を可能としている高度な科学力を持つ宇宙人たちの円盤をいつもウルトラホークが撃墜しているわけでしょう。

そのように地球人が兵器開発力が高いのは、地球人が実は好戦的な種族だからではないかと考えるのは的外れな事とは思えません。

また、R1号がギエロン星の破壊に成功した時のはしゃぎっぷりも地球人が実は好戦的な種族である事を裏付けているかもしれません。

好戦的な種族だからこそ地球をノンマルトから奪った!?

『ウルトラセブン』ファンの中にはノンマルトが本当に地球の原住民だったのかどうかを疑っている人もいるようですが……少なくとも『平成ウルトラセブン』の『ウルトラセブン1999最終章6部作』の「わたしは地球人」では完全にノンマルトは地球原住民であり、現在の地球人は地球を侵略した者たちの末裔ということになっていました。

ノンマルトから力づくで地球を奪った者たちの子孫なのだとすれば、地球人が好戦的なのも当然のことなのかもしれません。

そして……ノンマルトから地球を奪うほどの科学力を持っていた者たちが、その科学力を失うに至ったのは破滅的な戦争を起こしてしまったためで……その戦争を侵略した惑星=地球で起こしたのも闘争本能が制御できない好戦的な種族であったためではないかと推察するのは、いささか単純すぎるでしょうか?

【2017年12月16日】

続けて作品世界多角的研究12 『『明日を捜せ』に登場する安井の予知能力についての疑問』のページをご覧ください

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